任意売却用語集

代位弁済

代位弁済とは、債務者以外の第三者または共同債務者の1人が債権者に対して債務の弁済を行うことをいいます。
住宅ローン滞納が続き、銀行への支払が滞った場合、保証会社が、住宅ローン滞納者に変わって、銀行に残債を支払するという意味です。

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短期賃貸借制度

短期賃貸借制度は、「抵当権が設定されている物件について、賃借人が建物の場合は3年以内、土地の場合は5年以内の賃貸借契約を締結した場合、その抵当権が実行され物件が競売落札された後でも、賃借人は買受人に対し 残存契約期間の賃借や敷金返還請求ができるものです。
2004年に「短期賃貸借の保護制度」が廃止されました。
これにより、賃借人は3年間の明け渡し猶予期間を与えられていたのが、わずか半年に縮まりました。
これは、この保護制度を悪用して競売物件を独占し、買い叩いて転売したり、法外な立ち退き料を請求したりする「占有屋」を排除するためです。

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長期賃貸借

短期賃貸借度とは違い、長期賃貸借は非常に強い効力をもっています。
占有者が長期にわたり賃料を滞納するなどの、賃貸借関係における信頼関係を破壊するような事情がある場合以外、買受人はいかなる法的手段をもっても占有者を追い出すことはできません。
そういったことがなければ、訴訟でも追い出すこともできません。
ですから、居住目的で競売物件を手に入れたいという方は入札しないほうが無難です。
物件明細書には「期限後の更新は買受人にできる」と記載されます。

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遅延損害金

遅延損害金とは、債務返済について、期日までに支払わなかった場合のペナルティとして請求される金額をいいます。
金銭消費賃借契約において期日までに返済が行われなかった場合、29.2%を上限として請求されます。
また、割賦販売などの遅延損害金については、その上限は年6%と割賦販売法で定められています。

 

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抵当権

金融機関が不動産を担保に融資するときに、いわゆる「借金のかた」として設定する担保権のことをいいます。
借り手が返済できなくなった場合に、抵当権を実行して任意売却や競売などによって債権を回収します。
住宅ローンを借りる時は、金融機関と抵当権設定契約を結び、登記簿に登記されます。

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登記簿・登記簿謄本

不動産の登記簿には土地登記簿と建物登記簿の2種類があり、土地は一筆(1区画)ごと・建物は一棟ごとにそれぞれ記載されています。
不動産登記簿は土地・建物に関する所在・面積、所有者の住所・氏名、その物件の権利関係等が記載されていて、登記簿謄本とはその写しのことを言います。
不動産登記法により公示が義務付けられているので、手数料(登記印紙で納付)を払えば誰でも交付、閲覧が可能です。


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登記事項証明書

登記簿謄本・抄本に変わるものです。コンピューターシステムを導入している法務局で交付されます。
不動産登記法及び他の法令において謄抄本と同一の効力があるものとされていて、この証明書には、全部事項証明書、現在事項証明書、閉鎖事項証明書及びこれらの共同担保目録付証明書があります。

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特定調停

特定調停とは、債務整理の手法のひとつで、借金の返済が滞りつつある借主について、裁判所が、借主と貸主その他の利害関係人(保証人など)との話し合いを仲介し、返済条件の軽減等の合意が成立するよう働き掛け、借主が経済的に立ち直れるよう支援する手続のことをいいます。

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